定期的に再起動(リブート)をしていないシステムでは、システムが起動してからどのくらい日時が経過したかを知りたくなるときがあります。本記事では、システム(OS)の稼働時間と起動した日時を調べる方法を紹介します。
1. uptimeコマンド
システム(OS)の稼働時間を調べるには、uptime
コマンドを利用します。
uptime – Tell how long the system has been running.
man uptime
uptime [options]
uptime
コマンドをオプション無しで実行すると、システム(OS)の稼働時間と負荷(ロードアベレージ)を表示します。
$ uptime
11:30:01 up 159 days, 16:11, 1 user, load average: 0.08, 0.08, 0.06
このシステムは、OSが起動してから159日と16時間11分経過しているようです。一番左の時間(11:30:01)は現在の時間なので注意してください。’up’に続く日時が稼働時間を表しています。
これと同様の情報は、w
コマンドやtop
コマンドでも確認できます。
稼働時間だけを表示するには、-p, --pretty
オプションを利用します。
$ uptime -p
up 22 weeks, 5 days, 16 hours, 11 minutes
オプションなしで実行した場合とフォーマットが異なるところに注意してください。
2. システムの起動日時は?
uptime
コマンドをオプション無しで実行したときに表示されるのは、OSが起動してからの稼働時間です。システムがいつから起動しているか(起動日時)を調べるには、uptime
コマンドのs
オプション(-s, –since)を利用します。
$ uptime -s
2017-10-20 19:18:59
who
コマンドの-b, --boot
オプションでも起動日時を表示することができます。
$ who -b
system boot 2017-10-20 19:19
3. wコマンド
w
コマンドでもシステムの稼働時間を表示することができます。
w – Show who is logged on and what they are doing.
man w
w
コマンドの実行結果の1行目に表示される内容は、uptime
コマンドと同じ内容になります。
$ w
11:34:52 up 159 days, 16:15, 1 user, load average: 0.07, 0.09, 0.06
USER TTY FROM LOGIN@ IDLE JCPU PCPU WHAT
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4. topコマンド
top
コマンドでもシステムの稼働時間を表示することができます。
top – display Linux processes
man top
top
コマンドの実行結果の1行目に表示される内容は、uptime
コマンドと同じ内容になります。
$ top -n 1
top - 11:35:20 up 159 days, 16:16, 1 user, load average: 0.04, 0.08, 0.06
Tasks: 90 total, 1 running, 89 sleeping, 0 stopped, 0 zombie
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以上、システム(OS)の稼働時間を調べる方法の紹介でした。