MySQL5.6から意図的にレプリケーション遅延を発生させることができます。レプリカが遅延した時のアプリケーション動作を確認するのに利用できます。
遅延レプリケーションの設定
遅延させたいレプリカサーバで、CHANGE MASTER
コマンドを実行して遅延レプリケーションを設定します。master_delay
で、遅延させたい秒数を指定します。
例)20秒の遅延を発生させる場合
stop slave;
change master to master_delay=20;
start slave;
遅延状態を確認する
SQL_Delay
に設定した時間が表示されるか確認します。
遅延はスレーブステータスのSQL_Delay
を確認します。この値が、遅延設定した値になっていれば、正常に遅延設定が反映されています。
show slave status\G
:
SQL_Delay: 20
:
遅延レプリケーションを解除する
遅延レプリケーションを解除するときは、遅延時間に0
を設定します。
stop slave;
change master to master_delay=0;
start slave;
以上、MySQLのレプリカサーバを意図的に遅延させる方法の紹介でした。